「このたびは、**会設立四十周年・第四十一回定時総会に全国より千五百名を越える
代議員の方々に参加登録をいただき開催担当として心より御礼申し上げます。当日は万端
の準備で皆様をお迎えいたしたいと存じます。東京は梅雨真っ盛りではありますが、皆様の
御協力も得て、**会設立、四十年の節目にふさわしい総会にしたいと存じます。
よろしくお順いいたします。さて、総会の諸連絡を申し上げます。」
いつもながらの慇懃で、すみずみまで配慮の行き届いた的確な連絡事項、さすが一角の
事務局員を揃えているなと感心・感銘一頻り。
二頁目に目を転じると囲み記事ならぬ囲み注意事項が目に飛び込んできた。
「クールビズについて
※※会では一昨年の総会を皮切りに夏場の行事(六月〜九月の四ヵ月間)は、クールビズでの
参加を呼びかけおります。第四十一回定時総会および終了後の各種研修会等もクールビズの
装いで御参加ください。」
つまり............?
「東京は梅雨の真っ盛り」だから
「クールビズの装いで」来い。
ということなんだろう。
梅雨の真っ盛りといったら、雨がちで梅雨冷えや梅雨寒のする陰鬱な天気が続くことで、
たまに晴れて五月晴れとか梅雨晴れ間とか言うけどそれをマサカ・マッサカリとは言わないよな。
「梅雨晴れ間銀座に今も小間物や」
(塩梅)
若いときの句で恐縮だけどな、小間物やなんて知らねーか、えー誰だい銀座で飲みすぎたのかって言ってる奴は、
そういうのを「下種の勘繰り」ってんだよ。
品性の卑しいものは僻みっぽくて、物事を悪くかんがえがちだな。
閑話休題
インターネットで探したらあったあった「クールビズの装いは足元から」
メイドイン・UK(連合王国。北アイルランドまで含めたイギリスの呼称。)
靴一足で十七万円!
ユーケイユーケイロンドン
ユーケイユーケイドンドン
ペらぼうな値段だね
こんなのがあたぼうな連中もいるのかね
以下...
「クールビズは襟元から」
ワイシャツ三万五千円
「クールビズのネクタイは
ネクタイ一本一万五千円
「クールピズのスーツは」
スーツ一着二十三万円
クールビズってこんなに金がかかるものか、いささかあきれて事務局に問い合わせたらなんのことはない
「クールビズ・ナニアルカ」
「ノーネクタイ・ノージャッケットオッケーノコトアリマスネ」
「ソノコトアルカ・ワカッタコトアルヨ」 珍粉漢粉............
だったらはやくそういえばいいじゃないか。
頭にきたから山懸有朋くんちの庭を使ってる会場に電話した。
「もしもし、お宅を会場として行われる総会に出席するのですが、クールビズで参加するようにとのことです。
会場の温度は何度ぐらいに設定されているんですか?」
「はー?なんのことでしょうか」
「だから会場の温度は............」
「はー?どうゆうことですか」
「だから会場の............」
「少々お待ちください係と変わりますから」
「だから............」
「設定ですか?べつにしてはございませんが、お客様が暑いとおっしゃれば涼しくしますし
涼しすぎるとおっしゃれば弱くしますしなにか...」
と慇懃無礼な返答。
(なによ、変な御客ね当たり前じゃないのねー、暑ければ涼しく、涼しすぎれば弱くって、
なんなのよ今のジジイは?ときどきこんな電話があるのよね)、という声が聞こえない
うちに電話を切った。
そこでジジイは考えた、例によってスーパー大辞林のおでましだ:
『クールピズ』...早い話が環境省が提唱する、夏のビジネス用軽装の愛称。
ネクタイなし上着なしのスタイルなどで和製英語・ビズはビジネスの略、クールに「格好良い」と
「涼しい」の意味をもたせている」んだそうだ。
いろいろ調べて判ったことは環境省がいいだしっぺだということ。
市田柿が世界一旨いドライフルーツだというのを言い出しだのは飯田市だ、
つまり飯田市が飯田市っぺだ。
ところが、これが様々な「葉蘭」じゃない「波乱」をよびおこすのである。
ノーネクタイ・ノージャケットということだけではなくて夏のビジネス用軽装ということであるから
前記のような眼の玉の飛び出すような価格のものもあれば
「アロハー」などという手頃な価格のシャツもある。
みんなで「クールビズ」を買いましょう、この際買い換えましょうとなると日本経済に及ぼす
経済効果は壱千億円以上という試算が出てるそうだ。
なんでも悪く敢るのは「下種の勘繰り」だと書いたばっかりだが、この際勘繰って見ることにしたい。
だいたいだな......そもそもだな......いったいだなあ......もともとはだな......つまりだな......はやいはなしがだな......てっとりばやくいえばだな......次号完結の予定だけど延びたらだな。
「自業自得」「自縄自縛」
2009年10月13日発行 From Tsukiji59号掲載
代議員の方々に参加登録をいただき開催担当として心より御礼申し上げます。当日は万端
の準備で皆様をお迎えいたしたいと存じます。東京は梅雨真っ盛りではありますが、皆様の
御協力も得て、**会設立、四十年の節目にふさわしい総会にしたいと存じます。
よろしくお順いいたします。さて、総会の諸連絡を申し上げます。」
いつもながらの慇懃で、すみずみまで配慮の行き届いた的確な連絡事項、さすが一角の
事務局員を揃えているなと感心・感銘一頻り。
二頁目に目を転じると囲み記事ならぬ囲み注意事項が目に飛び込んできた。
「クールビズについて
※※会では一昨年の総会を皮切りに夏場の行事(六月〜九月の四ヵ月間)は、クールビズでの
参加を呼びかけおります。第四十一回定時総会および終了後の各種研修会等もクールビズの
装いで御参加ください。」
つまり............?
「東京は梅雨の真っ盛り」だから
「クールビズの装いで」来い。
ということなんだろう。
梅雨の真っ盛りといったら、雨がちで梅雨冷えや梅雨寒のする陰鬱な天気が続くことで、
たまに晴れて五月晴れとか梅雨晴れ間とか言うけどそれをマサカ・マッサカリとは言わないよな。
「梅雨晴れ間銀座に今も小間物や」
(塩梅)
若いときの句で恐縮だけどな、小間物やなんて知らねーか、えー誰だい銀座で飲みすぎたのかって言ってる奴は、
そういうのを「下種の勘繰り」ってんだよ。
品性の卑しいものは僻みっぽくて、物事を悪くかんがえがちだな。
閑話休題
インターネットで探したらあったあった「クールビズの装いは足元から」
メイドイン・UK(連合王国。北アイルランドまで含めたイギリスの呼称。)
靴一足で十七万円!
ユーケイユーケイロンドン
ユーケイユーケイドンドン
ペらぼうな値段だね
こんなのがあたぼうな連中もいるのかね
以下...
「クールビズは襟元から」
ワイシャツ三万五千円
「クールビズのネクタイは
ネクタイ一本一万五千円
「クールピズのスーツは」
スーツ一着二十三万円
クールビズってこんなに金がかかるものか、いささかあきれて事務局に問い合わせたらなんのことはない
「クールビズ・ナニアルカ」
「ノーネクタイ・ノージャッケットオッケーノコトアリマスネ」
「ソノコトアルカ・ワカッタコトアルヨ」 珍粉漢粉............
だったらはやくそういえばいいじゃないか。
頭にきたから山懸有朋くんちの庭を使ってる会場に電話した。
「もしもし、お宅を会場として行われる総会に出席するのですが、クールビズで参加するようにとのことです。
会場の温度は何度ぐらいに設定されているんですか?」
「はー?なんのことでしょうか」
「だから会場の温度は............」
「はー?どうゆうことですか」
「だから会場の............」
「少々お待ちください係と変わりますから」
「だから............」
「設定ですか?べつにしてはございませんが、お客様が暑いとおっしゃれば涼しくしますし
涼しすぎるとおっしゃれば弱くしますしなにか...」
と慇懃無礼な返答。
(なによ、変な御客ね当たり前じゃないのねー、暑ければ涼しく、涼しすぎれば弱くって、
なんなのよ今のジジイは?ときどきこんな電話があるのよね)、という声が聞こえない
うちに電話を切った。
そこでジジイは考えた、例によってスーパー大辞林のおでましだ:
『クールピズ』...早い話が環境省が提唱する、夏のビジネス用軽装の愛称。
ネクタイなし上着なしのスタイルなどで和製英語・ビズはビジネスの略、クールに「格好良い」と
「涼しい」の意味をもたせている」んだそうだ。
いろいろ調べて判ったことは環境省がいいだしっぺだということ。
市田柿が世界一旨いドライフルーツだというのを言い出しだのは飯田市だ、
つまり飯田市が飯田市っぺだ。
ところが、これが様々な「葉蘭」じゃない「波乱」をよびおこすのである。
ノーネクタイ・ノージャケットということだけではなくて夏のビジネス用軽装ということであるから
前記のような眼の玉の飛び出すような価格のものもあれば
「アロハー」などという手頃な価格のシャツもある。
みんなで「クールビズ」を買いましょう、この際買い換えましょうとなると日本経済に及ぼす
経済効果は壱千億円以上という試算が出てるそうだ。
なんでも悪く敢るのは「下種の勘繰り」だと書いたばっかりだが、この際勘繰って見ることにしたい。
だいたいだな......そもそもだな......いったいだなあ......もともとはだな......つまりだな......はやいはなしがだな......てっとりばやくいえばだな......次号完結の予定だけど延びたらだな。
「自業自得」「自縄自縛」
2009年10月13日発行 From Tsukiji59号掲載